オフィスワーカーにとってランチタイムは、リフレッシュできる貴重な時間です。お店で食べる人もいれば、社内のデスクやフリースペースでお弁当を食べる人もいます。
そこで今回は、オフィスワーカーがランチをどこで食べているのかをアンケート調査しました。
<アンケート概要>
対象:20~50代の男女。回答数:800名 実施時期:2016年12月
質問1 どこでランチを食べますか
⇒6割以上が社内!

ランチの実態を調査したところ、全体の64%が「社内でランチを食べる」と回答し、次いで23%が「社外でランチを食べる」、14%の少数派は「ランチを食べない」という結果となりました。
「社内でランチを食べる」理由については、「お弁当を持参しているから」といった回答が性別や既婚、未婚を問わず、20代から50代の多くの人たちの回答にあり、節約志向も去ることながら、「忙しくて外に出る時間がない」ためのようです。
「昼食は食べない」と回答した人たちのなかには「忙しくて昼食をとる時間がない」(50代女性 既婚者)という回答も見受けられました。みなさんランチの時間を確保すること自体が困難なようです。
質問2 社内ではどこでランチを食べますか
⇒5割の人が自席で食べる

さらに、「社内でランチを食べる」と回答した人たちに、「社内のどこで昼食をとることが最も多いですか?」と聞いたところ、「自分のデスクで食べる」という回答が最も多く、全体の47%でした。
続いて「社内の食堂で食べる」という回答が26%、「社内のフリースペースで食べる」という回答が25%、「その他」が2%という結果になりました。
ランチを「自分のデスクで食べる」と回答した理由で最も多かったのが、「他に食べる場所がない」(20代女性 未婚)、「フリースペースが混雑してゆっくりできないから」(50代女性 既婚)、「食堂が混んでいるから」(50代男性 未婚)といったような場所の問題。
そもそも職場内にデスク以外でランチをとれるスペースがない、もしくは混雑していて足りないと言った不満の声が多く、全体の35%を占めました。ここから、フリースペースや食堂など、デスク以外の場所が充分にあるのであれば、利用したいということが伺えます。
次に多かった理由が、「(デスクで食べた方が)楽だから」(30代女性 既婚)、「移動するのが面倒だから」(20代女性 未婚)という声で、全体の25%。
続いて、「食べながらデスクワークを続けられるから」(40代男性 既婚)、「休憩時間が短い」(30代女性 未婚)、「時間がない」(20代男性 既婚)といった忙しさのために時間を有効活用する必要があるという意見が全体の9%を占めました。
なかには「お昼時間でも仕事に呼ばれることが多々あるから」(40代男性 既婚)といった切実な回答もありました。
食事や休憩は、仕事の能率をあげるために重要な時間です。
職場環境においては、社員のオン・オフを切り替えられるスペースの確保がオフィス環境作りのポイントと言えるでしょう。