freee株式会社の実例に学ぶコミュニケーションを活性化させる卓球台の魅力 – 最新記事一覧

2017/03/28オフィストレンド

freee株式会社の実例に学ぶ
コミュニケーションを活性化させる卓球台の魅力

新たなイノベーションを起こすためには社内外のコミュニケーションは不可欠。このコミュニケーションこそが企業の成長を左右するといっても過言ではありません。

その手段のひとつとして、卓球台をオフィスに取り入れる企業が増えています。

そこでコミュニケーションツールとして卓球台を大いに活用しているfreee株式会社(www.freee.co.jp)の実例をご紹介します。

同社は、簿記の知識がなくても使える「クラウド会計ソフトfreee」や「クラウド給与計算ソフト freee」を開発。2013年3月のリリース以来、ソーシャルメディア上で爆発的に広まり、多数のベンチャー企業や個人事業主からの好評を得て、2016年4月時点でユーザー数は60万を超えました。

今回は、メンバーサクセスチームマネージャーの古塚大輔氏にコミュニケーションツールとしての卓球台の魅力についてお話を伺いました。



<目次>
・卓球台導入で想定以上の効果
・一体感を生むチーム対抗卓球大会
・社内制度で他部署の人との交流向上
・自発的なコミュニケーションへのこだわり




ポイント1
卓球台導入で想定以上の効果

メンバーサクセスチームマネージャー 古塚大輔氏

メンバーサクセスチームマネージャー
古塚大輔氏




初めて卓球台を購入したのは2013年8月の移転時。

新オフィスの設備について社内アンケートを取ったところ、かつてgoogle社に勤めていたCOO東後澄人氏が、googleにあったという「卓球台」を提案。必要かどうかを話し合ったそうです。

その際、「老若男女誰でもできる」、「エンジニアの運動不足解消になる」、「眼球を素早く動かすので目のリフレッシュになる」、「2人以上必要なゲームなのでコミュニケーションが促進される」「机としても活用できる」といったメリットが想定され、今では想定通りの効果を上げています。

オフィスで卓球台は自然と人が集まる場所となり、チームに一体感が生まれ、「良い買い物をした」という確信が持てたといいます。



ポイント2
一体感を生むチーム対抗卓球大会

卓球大会ではギャラリー席も設置

卓球大会ではギャラリー席も設置




誰でも気軽に参加できるのが卓球の魅力。毎月1回の全社飲み会「TGIF(オフィス内交流会)」ではチーム対抗の卓球大会を開催し、備品のひな壇をウィンブルドン選手権の客席のように設置して盛り上がります。

普段は昼食後の眠気覚ましなどに利用され、人数が集まればダブルスをしたり、勝手にルールを作ってプレーすることも。

軽く汗ばむぐらい体を動かすことで、頭が冴えてくるといいます。休憩時間を利用して卓球にいそしむ勤しむ二人が、軽快にラリーをしながらインタビューに答えてくれました。

休憩時間に卓球を楽しむ社員

休憩時間に卓球を楽しむ社員




「卓球台を活用している会社」としてのPR効果も発生しており、お客様とのコミュニケーションとしてゲームをすることもあるそうです。さらに、「卓球台の存在が応募の決め手になった」というエンジニアさんもいたのだとか。

また、社内バレンタインイベントでは卓球台を調理台として使用。女子社員がチョコレートを手作りするシーンも。同社では意外な方法でも卓球台を活用しているようです。

バレンタインイベントでは卓球台を活用してチョコレートを手作り

バレンタインイベントでは卓球台を活用してチョコレートを手作り



卓球台を置いたことで何かデメリットはなかったかと質問したところ、「強いて挙げるなら(台周辺の)床にささくれができたこと」と古塚氏。音がうるさいから撤去してほしいという声もなく、ささくれの痕も活発なコミュニケーションの現れと言えるでしょう。



ポイント3
社内制度で他部署の人との交流向上

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コミュニケーション向上のため、卓球台以外にも同社ではユニークな社内制度があります。「部活動制度(オフカツ)」は、メンバーが5人以上集まれば部活動を設立できる制度。活動した写真をアップするなど、会社のブランディングに貢献することを条件に、スペースの割り当てや部費の支給といったサポートが受けられます。

最古の部活動である卓球部を筆頭に、自転車部、ミニ四駆部、フットサル部、お風呂部など、さまざまな部活があり、掛け持ちも可能。ちなみに卓球部のメンバーは10人以上、最多人数はお風呂部で40人以上が所属しています。

古塚氏はミニ四駆部に所属。オフィスフロアにコースを設置して、部員と共に活動しています。

古塚氏はミニ四駆部に所属

古塚氏はミニ四駆部に所属




部活に所属することで部署外の人とも話しやすくなり、仕事で何かわからないことがあった際も「その分野ならあの人が詳しいよ」といった紹介も気軽に受けられるので、日々の業務が円滑になったという声もあるとのこと。

もちろん、部活に熱中するあまり仕事がおろそかになるということはなく、オン・オフの切り替えもしっかりとできているそうです。

ところで、すでにコミュニケーションの輪が出来上がってしまっているところに、新入社員はどうやってその中に入っていくのでしょうか? 

同社では、今どんな部活動(オフカツ)があり、誰に連絡すればいいのかなど、社内のポータルサイトで常に閲覧できる状態になっています。

新入社員は入社後、自己紹介のメールを全社員に送信する決まりなので、「趣味は卓球」と書いてあれば、卓球部から勧誘のメールが来る、という仕組みになっています。



ポイント4
自発的なコミュニケーションへのこだわり

9階のラウンジスペース

9階のラウンジスペース




卓球台を設置しているのは、9階のラウンジスペースのみ。お昼の時間になるとここに、違うフロアで働く社員たちも集まって食事を取ったり、談笑したりする姿が見られました。

これは、人が自然に集まる流れを作る狙いなのだとか。部活動を含め、コミュニケーションが取りやすくなるよう制度を徹底的に整えながらも、古塚氏は「コミュニケーションの強要はしない」ということを強調していました。

会社側はあくまでも「可能性を提示する」に留め、卓球台はただ置いておくだけ。

実際に使うかどうか、どのように使うかは社員さんたち次第。上からの押しつけがなく、自主性が尊重されているからこそ、自然で円滑なコミュニケーションが取れるのかも知れません。

また、同社ではオリジナルのTシャツやパーカーを製作しており、社員さんたちが好んで着ているので、五反田界隈ではちょっとした名物になっているそうです。

Tシャツやパーカーを作るのはマーケティング目的でも、着用の義務もありません。それでも社員さんたちが積極的に着るのは、自分の会社に愛着を持っているからなのでしょう。

freeeオリジナルTシャツを着て筋トレ中の社員の姿も

freeeオリジナルTシャツを着て筋トレ中の社員の姿も



同社のミッションは「スモールビジネスに携わるすべての人が創造的な活動にフォーカスできるよう」。その分野を開拓し、トップを走り続けていられるのは、「クラド会計ソフトfreee」や「クラウド給与計算ソフトfreee」のクオリティもさることながら、卓球台から始まった社内コミュニケーションの効果かも知れません。


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「いま話題のオフィスに潜入取材。freeeの躍進を支える最先端オフィスとは」


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