昨年7月にオフィス移転した株式会社ジモティーは、急成長による増員を背景にITベンチャーの新たな集積地である五反田に拠点を移し、新オフィスでの活動をスタートしています。
詳細はこちら
[成長へのスプリングボートとして構築した進化系オフィス【株式会社ジモティー】]
では、新オフィスでの働き方を、社員の皆さんはどう感じているのでしょうか。移転前と移転後で大きく変わった点、新オフィスの魅力など、以前のオフィスも体験している社員の方に集まっていただき、実際の働き方をお伺いしました。
<目次>
・移転前のオフィスは会議室難民続出
・五反田駅から徒歩5分&好印象なエントランス
・運動不足解消&コミュニケーションUPのフリースペース
〈座談会参加者 プロフィール〉
玉井秀明さん:
入社3年。IOSアプリ開発エンジニア。開発職のため8割〜9割デスク業務。いいものを作ればユーザー数が増え、よくないものを作ればユーザーが減る、その成果のわかりやすさがジモティーの仕事のおもしろさ。
小野有美さん:
入社2年。取締役。外部との打ち合わせも多いため5割外出か会議、5割デスク業務。ジモティーは、意欲的な人が多く、サービスの成長に伴ってがんばっていこう! という雰囲気がある会社。
大迫淳一さん:
入社7ヵ月。コーポレート部人事担当。2割〜3割が面接もしくは会議。7割〜8割デスク業務。ジモティーで働いている人は、社会に対する貢献意欲が高い。みんないい人で仲間や関係する人を大事にしている。
佐々木花梨さん:
入社2年。カスタマーサポート担当。ユーザーからの問い合わせ対応が多いため10割デスク業務。ジモティーのいいところは、積極的に「これがやりたい」と希望を伝えると任せてもらえるところ。
移転前のオフィスは会議室難民続出
——まず最初に、以前のオフィスの印象を教えていただけますか。
玉井さん:恵比寿の旧オフィス約50坪程度でした。そのオフィスに引っ越した当時はまだ社員数も少なく、広い印象がありました。しかし、2年くらいの間に社員20名、協力スタッフも入れると30人近くまで増えていたので、後半はかなり窮屈でしたね。
小野さん:確かに、五反田への移転前は、もうこのオフィスではこれ以上、増員できないだろうと薄々感じていた気がします。
旧オフィスの様子
佐々木さん:人が増える度にスペースを割いていきましたから、ソファーも途中で売ってしまいました。昼食もデスクで食べるしかなかったんですけど、お弁当を食べるにも周りの人に気をつかってました。ほら、においとか……。
大迫さん:わたしは、旧オフィスは1ヵ月ほどしかいなかったのですが、会議室が1つしかないのは不便でしたね。人事という職種柄、面接や打ち合せは個室でなければできませんから。どうしても会議室が取れず、でも社内で打ち合わせしなければならないときは、エレベーター前のスペースでコソコソ話したこともありました。
玉井さん:その不便、わかりますね。私もエンジニアの採用面接を担当するのですが、社内の会議室が予約できず、オフィス近くのカフェで面接することもときどきありましたね。
佐々木さん:ちょっとした社内会議なら執務スペースでやってる人もいましたよね。でも、そんなに広いわけではありませんから、声が丸聞こえでした。議論が激しさを増してくると、執務スペース全体に気まずい空気が流れていたり。
旧オフィスでは会議室不足が深刻になり、簡易の会議スペースをつくっていた
五反田駅から徒歩5分&好印象なエントランス
——社員数の増加によって、オフィスでそんな苦労があったのですね。では移転後の新オフィスはいかがですか。
小野さん:駅から近い点が良いですね。旧オフィスでは駅から10分くらい歩いていたので、5分以内で着くのは嬉しいです。打ち合せでの外出も多いですし、時間の短縮になっています。
大迫さん:そうですね! あとは、執務スペースが圧倒的に広くなりましたよね。今は、協力スタッフを入れると50名程度ですけど、まだ余裕あります。
小野さん:スタッフがもう少し増えても、デスクを増やせば対応できそうですからね。
玉井さん:あと、執務スペースは、コンセントが多いのも嬉しいです。前のオフィスでは「何だコレ」と1本抜いたら、向こうのパソコンが落ちたことがありましたから(笑)
佐々木さん:ありましたね(笑)
——そんなことが! エンジニアさんとか、マシンの多いオフィスだと、コンセントの数は重要なのですね。ところで、新しいオフィスには、全部で4つの会議室がありますね。1部屋しかなかった旧オフィスと比較していかがですか。
大迫さん:やはり会議室は4つあると便利ですね。部屋の大きさによって、来客時は6人部屋とか面談は小さい部屋とか選択できて、使い勝手もいいです。
小野さん:壁一面がホワイトボードになっているので、書くスペースが広くて使いやすいです。あと、モニタがあるのも便利。パソコンを繋げば、その場でデザインやプレゼン資料を見せることができるので、よく利用しています。
——取締役の小野さんは会議室で打ち合せをすることも多いと思いますが、訪問されるお客様の反応はいかがですか。
小野さん:「キレイなオフィスですね!」と言っていただくことが多いですよ。前のオフィスを知っているだと余計に感動していただいてます。“伸びている会社”というイメージが、いい形で伝わっていると思います。
開放的な現オフィスのエントランス
大迫さん:私も紹介会社さんや外部の方と会う機会が多いのですが、反応はいいです。「開放的ですね!」とか「働きやすそうですね!」とか。最近は、エンジニアの採用条件として重要視されるのが「就業環境」なのですが、そういう意味ではいい環境だと思います。採用ブランディングのひとつとして、オフィス環境の大事さを改めて実感しています。
運動不足解消&コミュニケーションUPのフリースペース
——新しいオフィスの特徴として外せないのは、フリースペースだと思います。ミーティングができそうなテーブルセットや、階段状に座ることができるひな壇、飲み物やお菓子も用意されたカウンターもありますよね。このフリースペースはどのように活用されているのですか。
佐々木さん:昼食はたいていフリースペースで食べています。カスタマーサポートチームは、アルバイトの人も含めるとけっこう人数がいるのですが、ほとんどの人がお弁当。誰からともなくフリースペースに集まって、お昼を食べながら他愛もない話しをしてコミュニケーションを取っています。会議室を使うほどではない、ちょっとした仕事の話しをするときにも使います。集まりやすくて使い勝手がとても良いです。
ドリンクコーナーもとても充実しています
小野さん:私も、別部署の人と簡単なミーティングをしたいときは、フリースペースのテーブルで行なうことが多いです。5分、10分でサクッと集まって話しをしたい場面が意外に多いのですが、会議室に行くまでもないので、フリースペースくらいのサイズがちょうどいいんです。以前は、会議室が空いてないからという理由で予定変更することもあったのですが、いつでも集まれる場所があると、新鮮なうちに話を進めることができます。
玉井さん:エンジニアチームは、ひな壇でグループ会を行なったり、ミーティングをしたりしています。スクリーンを下ろせますから、プロジェクタで投影してエンジニア勉強会も開催しています。入社を検討している人を勉強会に招待することもあります。
大迫さん:フロースペースのひな壇は、スクール形式でいろいろな試みができますね。私がよく利用しているのはカウンターです。毎日ほぼデスクワークですから、集中が切れてきたらカウンターに移動して、立ったまま仕事をするんです。そうすると、また集中できるんです。ひとりの方がはかどるので、先客がいたら遠慮しますが(笑)
佐々木さん:ひな壇に座って仕事している人もけっこういますよね。
玉井さん:いますね! でも僕はフリースペースはリフレッシュのために立ち寄ることが多いです。ウォーターサーバーで水を入れたり、オフィスグリコでお菓子を買ったり、同じように息抜きに来た人とちょっと話したりとか。あと、運動器具で背中伸ばしたり……。
運動不足解消できる運動器具もある
小野さん:あの運動器具! たまに懸垂5回くらいして颯爽とデスクに戻って行く人いるなぁ、と思っていました(笑)
佐々木さん:もしかして玉井さんも!!
玉井さん:僕はそんなにぐいぐい懸垂してないですよ!!(笑)
大迫さん:ぐいぐいやってくださいよ(笑)。リフレッシュと言えば、毎週木曜日の始業前にひな壇でやっている「朝ヨガ」は毎回参加しています。10分くらいの簡単なストレッチなのですが、カスタマーサポートのアルバイトの方が有志で指導してくれて、毎回20人くらい集まっています。ちょうど週の真ん中なので、後半も頑張ろうという気持ちに切り替えることができます。
——あと、カウンターやテーブルの本棚はどの程度チェックしているのですか。
玉井さん:スタッフ同士でオススメの本を共有しているんです。僕も、たまにチェックして興味がある本をみつけると、持ち主に声かけて借りています。いいと思ったものを気軽にシェアできるのはいいですね。
——社員間で自発的に高め合っている御社らしい仕組みづくりですね!
次回、座談会は後編へ
⇒
オフィスが変わると何が変わる? 株式会社ジモティー座談会[後編]