2017/06/19オフィストレンド

3ヵ月ごとに本音で会議! ぶっちゃけ大会制度とは
【テモナ株式会社】

組織力の強い会社にするためには、従業員1人ひとりが経営者視点を持ち続けることが肝心だと言います。日頃から未来の会社を思い描き、全員一緒に経営方針を考えいく姿勢です。

では、全社員の意見に耳を傾け、本音を吸い上げる機会はどのように作れるのでしょうか。

WEBサービスの開発・販売事業を行なっているテモナ株式会社では、3ヵ月に一度、全社員参加の「ぶっちゃけ大会制度」を取り入れています。本音をぶっちゃけ合うことで、会社にはどんなメリットがあるのでしょうか。経営管理グループの工藤長人氏と佐野なおみ氏に詳しくお話をうかがいます。

経営管理グループ 工藤長人氏(左)と佐野なおみ氏(右)

経営管理グループ 工藤長人氏(左)と佐野なおみ氏(右)



<目次>
・全社員の意見をもとに経営方針を決める
・思っているけれど言いづらいことを発表
・3つのメリット
・運用するための注意点とアドバイス





全社員の意見をもとに経営方針を決める



同社の執務エリア

同社の執務エリア



「そもそも弊社の企業理念として“相互にぶっちゃけ合う”というものがあります。それに基づいて運営しているのが『ぶっちゃけ大会制度』です。この大会は3ヵ月に一度のペース、一日をフルに使って開催し、“会社は今後こうすべきだ”“◯◯部門はここを変えたほうがいい”など方針や改善意見を全社員で議論。平日はお客様対応もありますので、現在は土曜日を出勤日扱いにして開催しています」

ぶっちゃけ大会の様子

ぶっちゃけ大会の様子



同社でぶっちゃけ大会制度が始まったのは今から約3年前。その頃の社員数は15名ほど。起業時より社員が増え、社長ひとりがすべての案件を判断し決定していくことが物理的に難しくなってきた頃だったと工藤氏は当時を振り返ります。

また同社では、幹部たちが集まって経営会議をする「幹部合宿」を3ヵ月に一度実施しており、ぶっちゃけ大会後に行なっています。大会で挙がった意見をもとに、今後の方針を決めていく流れになっています。

経営のゴール設定を幹部だけが話し合って決めるのではなく、全社員にも考える機会を与えることでモチベーションアップになり、経営陣と現場の距離が離れることを防ぐことにもつながっているようです。



思っているけれど言いづらいことを発表



風通しのいいフラットな会社にしたいと理想を掲げても、いきなり上司や同僚に向かって本音は言いづらいものではないでしょうか。同社でも、ぶっちゃけ大会を開催した当初はなかなか現在のようには盛り上がらなかったようです。

「初期の頃は“全員かならず一度は発言する”というルールを設けていましたが、徐々にこのルールは要らなくなりました。ぶっちゃけ大会で決定したことは、今後の会社の方針として進行していくので、“思っていることはここで言わなくては”というある種のプレッシャーが発言活性化を生んでいるようです。最初は匿名で議題を発表することも許可していたのですが、内容から誰が記入したものかだいたい想像がつきますし、議論が過熱してくると、“実はこれ自分が提出した議題なんですが”と結局挙手する者が多くなってきまして(笑)。回数を重ねるごとに、“この会社は本音をぶっちゃけても大丈夫なんだ”という風土が浸透しているのも実感しています」

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議題内容も「もっとオフィスをきれいに掃除しませんか?」という個人レベルのぶっちゃけから、「上場後の会社は、どこへ向かっていくべきか」という組織体制にフォーカスが当たるように進化してきたとのこと。

またあるとき、ぶっちゃけ大会でとても評価された人がいました。その方は、みんなが思っているけれど言いづらいという議題を発表し、「よくぞ言ってくれた」と多くの社員から褒められたそうです。会社をより良くしたいという共通の想いで議論をしていれば、多少言いづらいことでもハッキリ話し合える雰囲気が作れると言います。



3つのメリット



発議者が納得するまで議論し合う

発議者が納得するまで議論し合う



では同社にとって、この制度導入はどのようなメリットがあったのでしょうか。工藤氏は大きく分けて3つあると言います。

1_日常的にぶっちゃけ合う社内環境
「ぶっちゃけ大会制度を導入してから、部署内のみで議論し合う“ミニぶっちゃけ大会”が自発的に行なわれている姿も目にしています。3ヵ月に一度だけ不満や改善点を言うのではなく、日常レベルで本音を言い合える風通しのいい社内環境に変わってきました」

2_経営について自分事として捉えられる
「3ヵ月に一度というスパンで開催されるので、全社員が常に経営方針や収益の仕組みについて考えながら働く癖がつきました。“与えられた目標さえ達成していればいい”ではなく、“数年後会社が◯◯になっているためにこの目標達成が必要”という過程認識があることはモチベーションアップにつながっています」

3_客観的な視点で議論できる
「『営業としては◯◯の方向でいきたい』『いや、コンサル的には××の方向じゃないと困る』という部署間のジレンマが起こる議題も話し合います。最初はお互い、自分たちの立場と経験からでしか発言しませんが、部署以外の第三者の意見が介入することで、当事者たちも客観的に問題を判断できるようになるのも全社員参加のメリットです」



運用するための注意点とアドバイス



オフィス内のフリースペース

オフィス内のフリースペース



最後に「ぶっちゃけ大会の運用について注意点はありますか?」と質問をしたところ、工藤氏から以下のようなアドバイスをいただきました。

「制度を導入したばかりの時期は、本音を言うことに慣れていない社員が多いため、あまり自発的に意見が上がってくることはないでしょう。まずは、社長や上司が率先して社員に問いかけることが大事。その際も『何か意見がないか?』と聞くのではなく、『この◯◯についてどう思うか?』というようにある程度テーマを絞って質問すると意見が上がりやすくなります。それと同時に司会進行にもコツが必要。みんながスッキリ気持ちよく終われるよう、大会の全体構成をしっかり考えて、途中でアイデアのブレスト時間を作ったり、いいタイミングでお昼休憩を挟んだり、最後の議題は会社の未来を明るく描くような話し合いで締めたりといった工夫です。司会進行スキルは、回数を重ねていくごとに上がっていきますので、ぶっちゃけ合う風土はじっくり時間をかけて作っていくことを心がけてください」

会社の規模を拡大しより強い組織を作るためには、会社が抱えている課題を全員がぶっちゃけ合いながら認識し、ひとつひとつ解決・改善の行動を実施していくことが何より近道なのかもしれません。



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