ビルディンググループは2016年10月度のオフィスビル市況を発表しました。
東京主要5区の平均空室率は新築ビルの竣工によって8ヵ月ぶりとなる上昇に転じました。
5区のうち3区で空室率が上昇しており、中央区では4.47%(前月比+2.17%)と大幅に増加。まとまった新規募集があった影響が数値に反映されました。
2016年に入って以降続いていた空室率の改善が止まり、大きく反発しています。当月竣工ビルの大型募集に加え、新築ビルへの借り換えによる二次空室の影響によって募集面積が増加しました。今後も大型ビルの竣工が控えているため、空室率への影響が予測されます。
全国主要エリアでは、名古屋、大阪、福岡エリアで空室率が改善しています。
2016年10月度 全国主要エリア・オフィス市況調査
【東京主要5区結果】
平均空室率 3.81%(前月比+0.41%)
平均推定成約賃料 18,841円(前月比+421円)
【名古屋エリア】
平均空室率 5.47%(前月比▲0.02%)
平均推定成約賃料 9,986円(前月比▲32円)
【大阪エリア】
平均空室率 5.07%(前月比▲0.29%)
平均推定成約賃料 9,262円(前月比+10円)
【福岡エリア】
平均空室率 3.48%(前月比▲0.35%)
平均推定成約賃料 9,234円(前月比▲52円)
【札幌エリア】
平均空室率 3.07%(前月比+0.10%)
平均推定成約賃料 8,432円(前月比▲12円)
【仙台エリア】
平均空室率 7.41%(前月比+0.30%)
平均推定成約賃料 8,690円(前月比+43円)