2016/09/26最新情報

ビジネスエリアとしての魅力を高める
新宿エリア再開発

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新宿駅は世界一の乗降客数を誇っているが
ビジネスエリアとしてのイメージはそれほど強くなかった。
しかし、今年3月にJR新宿ミライナタワーが開業し、
バスターミナル、歩行者広場などが集積、拡充。
超高層オフィスビルの西新宿に加えて、
新たなビジネスエリアとしての魅力を備えた
進化する新宿エリアの変貌を追った。

新宿を発展させた二つの要因
乗降客が世界一の巨大駅へと進化


 新宿といえば、大震災にまつわる2つのエピソードがある。
 ひとつは1923年に発生した関東大震災。当時、東京の中心だった銀座や浅草の繁華街は壊滅的な打撃を受け、人口が激減した。人々を恐怖に貶めた出来事だったが、新宿周辺はほとんど被害を受けることがなかったという。地盤堅固な武蔵野台地の東端に位置していたことがその要因だった。結果、新宿エリアは商業街として発展していく。
 そして戦後、交通の要所である新宿に商業施設を集積させる新宿副都心計画が策定され、西新宿に存在していた淀橋浄水場が東村山市に移転。約56ヘクタールにもおよぶ広大な跡地に、高層ビル群が建設されることになった。
 主なビルでは、1971年に「京王プラザ」、1974年に「新宿住友ビル」と「新宿三井ビル」が竣工すると、それを皮切りに80年代には「小田急第一生命ビル(1980年竣工)」や「新宿NSビル(1982年竣工)」、90年代には「新宿パークタワー(1994年竣工)」、「オペラシティ(1996年竣工)」、2000年以降は「モード学園コクーンタワー(2008年竣工)」や「住友不動産新宿グランドタワー(2011年竣工)」など、西新宿エリア一帯に高層ビル群が形成された。
 そうした最中、1991年に東京都庁が丸の内から西新宿に移転し、地下鉄の新設によって交通網も整備される。2001年に都営大江戸線、2008年には東京メトロ副都心線が開通したことで、利便性が劇的に向上し、西新宿は日本最大のビジネス街へと発展した。
 また、新宿駅南口でも再開発が進んだ。1995年に「新宿マインズタワー」が竣工すると、1996年に「タカシマヤタイムズスクエア」が開業。1998年には新宿サザンプロジェクトとして、「小田急サザンタワー」「JR東日本本社ビル」が完成し、JRの線路を取り囲むように高層ビルが建ち並んだ。
 さらに新宿東口では、駅直結の「新宿イーストサイドスクエア」が2012年に竣工。1万人以上が就業可能な商業&ビジネス複合型のビルが誕生。西口からスタートした新宿エリアの再開発は、年月を経ながら新宿全エリアに広がり、今や新宿駅は1日平均342万人という世界一の乗降客数を誇る巨大ターミナル駅となったのである。

JR新宿駅南口の再開発で
ビジネスエリアの魅力高まる


 もうひとつのエピソードは、2011年に発生した東日本大震災でのこと。
 新宿ビル街を代表する超高層ビルのひとつ新宿センタービルが、長周期地震動の影響を受け、13分間にわたって最大1メートル以上の揺れを観測したことが話題になった。
 同ビルは1979年竣工で、高さは223メートル。人が立っていられないほどの揺れに対しても、制震装置が作動し、建物に被害はなかったという。築30年以上のビルが10分以上揺れても被害が出なかったという事実が、日本の高層建築技術の優秀さを立証したのである。
 新宿エリアへの移転ニーズが高まった背景には、こうしたエピソードも存在している。
 あれから5年が経過した今年3月、JR東日本が進めてきた新宿駅南口の再開発によって、「JR新宿ミライナタワー」が竣工した。
 地上32階、地下2階建てのこのオフィスビルは、JR新宿駅に直結。1〜4階が商業施設で、5階〜32階がオフィスフロアとなっている。基準階面積は693坪。
 特徴としては、エントランスのセキュリティゲートや入室用の電子錠システムがSuicaに対応しており、駅からオフィスまでSuica1枚でアクセスすることが可能だ。
 竣工前から「LINE株式会社」が入居することで話題になり、また、低層部が商業施設「NEWoMan(ニュウマン)」の複合ビルとなることで大きな注目を集めた。今年3月の竣工前の時点でほぼ満室稼働が決定していた。
 さらに隣接する4階建ての「バスタ新宿」は、新宿西口周辺の19ヵ所に分散していた長距離高速バス乗り場を集約したバスターミナルとなっており、JR新宿駅に直結。ビジネスパーソンにとってだけでなく、成田エクスプレスで海外から到着した来日観光客にとっても利便性が高い。
 新宿南口から代々木方面に目を向けると、現在、新宿駅南口では「(仮称)新宿南口プロジェクト」が進行中。地上16階、地下2階建てのオフィスビルで、基準階面積が約563坪。2019年の竣工予定となっている。
 隣接地では地上12階、地下1階建ての「アグリスクエア新宿」が今秋に竣工する。基準階面積は300坪で免震構造、新宿駅からも代々木駅からもアクセス可能なエリアに立地する。
 明治通りをはさんだ向かいでは、環状第5の1号線の地下トンネル築造工事が進んでいる。この道路の完成によって、新宿繁華街を通る明治通りが地下で結ばれ、慢性的な交通渋滞の緩和と防災性の向上などが期待されている。
 また、新宿駅西口でも再開発の構想があり、範囲は西口広場までおよぶという。これは小田急電鉄が中期経営計画で明らかにしたもので、2016年度をメドに計画をまとめる方針。今後の計画に注目される。
 さらに新宿区でいえば、四ツ谷駅周辺でも「四ツ谷駅前地区第一種市街地再開発事業」が2019年竣工予定で進行している。新宿区立四谷第三小学校の跡地を中心に、地上31階、地下3階建て、高さ約145メートルの複合施設が誕生する。
 四ツ谷駅近くの上智大学四谷キャンパスで建築中の「ソフィアタワー」は今冬に竣工を控えており、すでに最終段階に入っている。
 新たなランドマークタワーの誕生によって加速している新宿エリアの進化は、ビジネスエリアとしての魅力をさらに高めることは間違いないだろう。

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