モチベーションを高める新オフィス – オフィスレイアウト事例~年間2,000社以上の実績

オフィス課題解決事例集

組織の課題をオフィスで解消

  • 会議室
  • 開放感
  • バリラ ジャパン株式会社

女性の視点とイタリア文化を融合

モチベーションを高める新オフィス

組織の課題をオフィスで解消
課題:オフィスに窓が無く開放感がない、無駄なスペースが多い
業種:食品の輸入販売
社名:バリラ ジャパン株式会社

明るく開放感のあるオフィスに移転し、スタッフの自立した働き方を実現

イタリアでナンバーワンのパスタメーカーとして知られるバリラ社の日本法人であるバリラ ジャパン株式会社様。以前のオフィスは青山エリアにあり、利便性も良くビジネスの拠点としては申し分なかったが、自然光が入らないことがネックになっていた。そこで、明るく開放感があり、見晴らしも良いオフィスに移転することで、働きやすい環境を作り、社員のモチベーションを高めることに成功した。

具体的な課題

・オフィスに窓が無く、自然採光できない
・風通しが悪く、開放感がない
・無駄なスペースが多く、活用できていない

解決方法

駅から近く、抜群に見晴らしの良い9階の物件に移転。
ガラス張りの壁、高過ぎないパーテーションなどで開放感のあるオフィスを実現

物件自体の見晴らしの良さはもちろん、会議室の壁をガラス張りにしたり、女性のアイデアを活かして明るい色使いにすることで、非常に開放感のあるオフィスとなった。また、以前のオフィスには無駄なスペースが多かったが、現在はソファーコーナーや木のテーブル、フルーツも置いたカフェコーナー等を設置することで、目的によって場所を選び、スペースをしっかり活用できるオフィスとなった。

見晴らしの良いオフィスは遠くまで目標を定める意思表示

“GOOD FOR YOU, GOOD FOR THE PLANET(あなたに良いもの、それは地球にも良いもの)”を企業理念に掲げ、イタリアでナンバーワンのパスタメーカーとして知られるバリラ。その日本法人であるバリラ ジャパン株式会社は、イタリアの食文化であるパスタを日本に広めることを目的に、家庭用、業務用を軸にベーカリーでも事業展開している。厳選した小麦のみで作られたパスタの品質は、高い評価を集めている。

そんな同社は昨年9月、永田町駅から徒歩1分のPMO平河町ビルに移転した。日本法人のスタートから20年、今回の移転にいたった背景を、同社代表取締役のアントニー・ストリアネーゼ氏から伺った。

「移転にいたった理由は、働きやすい環境づくりを求めたからです。当社のフィロソフィーである”GOOD FOR YOU, GOOD FOR THE PLANET”は社会に対してだけでなく、社員に対しても通じています。事業を通じて社会に貢献する、市場に貢献する、そして社員に貢献する。社員のモチベーションを高めるため、働きやすい環境づくりをするタイミングだと感じ、移転を決意しました」。

拠点を置いていた青山エリアは利便性が良く、知名度も高いことからビジネスの拠点として申し分なかったという。ただ、オフィスに窓がなく、自然採光が採れないことがネックになっていた。

「風通しや開放感という面が課題となっていましたので、私たちのビジネスの価値を伝えられるオフィスにすることが急務だと考えました。日本支社のオフィスは、私たちの“家”と呼んでいるのですが、“家”だけに私のスタンダードな基準が非常に高いのです。そのため、物件探しは大変苦労しました。仲介していただいたビルディング企画の担当者に、候補として100〜150棟をリストアップしていただき、そのうち約20棟に実際に足を運んで見て回りました」

数多くのなかからアントニー氏が選択したのが、永田町にあるPMO平河町ビルだった。永田町は有楽町線、半蔵門線、南北線の3路線だけでなく、赤坂見附駅も同一駅扱いのため、計4路線が利用できる。4番出口から徒歩1分と利便性の高いこのオフィスビルは、同社の課題を解決するのに最善の選択だった。

「私たちのビジネスの価値を高めるオフィスとして、透明性と明るさを求めていたのですが、この物件は見事に要望に合致していました。9階の窓からは遠くまで見晴らすことができ、非常に開放感があります。これはビジネスにおいても、遠くまで目標を定めてやっていこうという意思表示にもなると考えました」。

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    執務スペースの奥にはカウンターキッチンがあり、社員のためのフルーツが置かれている。食品会社として食べ物へのこだわりが見て取れる

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    機能的な執務スペース。フリーアドレス用のデスクによって広く使うことができる。デスクの前のパーティションも開放感を損なわない高さが選ばれている

イタリア本社の雰囲気と共通。働きやすさを追求した空間づくり

オフィス環境づくりにおいては、ふたつのテーマがあった。

「ひとつはイタリアの家具へのこだわりと、もうひとつは女性の視点を重視することです。このオフィス家具の70%がイタリア製なのですが、本社であるイタリアの雰囲気を融合させるため、イタリア人のデザイナーにサポートしてもらいました」

オフィスにはイタリアの雰囲気が溢れている。移転前からイタリア家具を取り入れる想定だったという通り、とても明るい色使いと大胆なデザインは同社の原泉を感じさせる。

「そして、女性の視点とは、たとえば私がオフィスをデザインするとしたら、合理性を追求してしまい、色味がなくなってしまうかもしれません。しかし、ここは社員みんなが働く空間です。女性のアイデアを入れることで、カフェスペースをつくろうとか、家具はこうしようとか、色はこういうものを使おうとか、いろんなアイデアが出てくる。そういった女性社員の意見を集約し、落とし込むことで、働きやすさを追求しました」

会議室はスライディングウォールが採用されており、折りたたんで収納することができる。広いスペースが確保できるため、オフィスに家族を呼んでファミリーイベントを開いたり、社内行事に活用したりすることができる。これらも女性のアイデアから生まれたという。

移転後、完成した新オフィスを見た社員からは「わあ、すごい」と感激の声が起こったという。

「以前のオフィスと大きく異なり、開放的で明るい雰囲気のオフィスに社員のみんなは驚いていました。社員のモチベーションを高めるという目的は、この反応を見て大きな手応えが感じられました」

オフィスにはエントランススペースと、執務スペース、そして会議室が3部屋ある。

「旧オフィスには無駄なスペースが多く、効率的に使われていたかといえばそうでもありませんでした。しかし、現在は執務エリア内にソファーコーナーや木のテーブルを置き、スタッフはそこで仕事をしたり、ひと息ついたり、目的によって場所を選ぶことでオフィスのスペースをしっかり活用できていることがわかります。あと、移転後、フルーツバーとして、カフェコーナーに新鮮なフルーツを置くようにしました。私たちは食品業界ですので、健康を支える源のひとつである『食』には人一倍気をつけています。フルーツは手軽にビタミンやミネラルが摂取できるため、社員も喜んでいます」

本社のあるイタリア・パルマのオフィスとの違いを尋ねると、方向性は同じという返事が返ってきた。

「本社があるパルマは広大な面積を使っており、広い工場とオフィス、そのなかに庭まであります。庭では昼食を摂ったり、仕事をしていたりする人も見かけます。広さという点ではイタリア本社と大きく異なっていますが、コーヒーバーがあったり、社員の働きやすさが考えられていたりする点は日本もイタリアも同じだと考えています。社員のことを考えたオフィスという点で、共通しています」

このオフィスでどのような働き方を追求し、今後の成長を目指すのか。アントニー氏はこう続ける。

「私自身には、オフィスで社員の働き方を管理しようという考えはありません。会社として自由で働きやすい空間を提供し、社員はその環境を利用して、自立した働き方をしてもらいたいと考えています。私たちはアンバサダーとして、イタリアの食文化を日本に広め、根づかせるために事業展開しています。日本の皆様に私たちのブランドを理解していただくことが当社の業績にもつながると考えています。このオフィスを拠点に、今後もさまざまな取り組みを行なっていく予定です」

ところで日本のパスタとイタリアのパスタは何が異なっているのか。

「一番大きな違いは、種類の豊富さです。日本のパスタと言えば細長いスパゲティがほとんどですが、イタリアには500種類ものパスタの種類が存在すると言われています。ショートパスタ、太いパスタ、平べったいパスタなど、毎日違う味を楽しめるのが特徴です。日本の方においしいイタリアのパスタを味わっていただき、大切な人たちと幸せな時間を過ごしていただきたい。それが私たちの願いです」

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