最大の効果はコミュニケーション 課題共有→改善の速度が劇的向上【ペットゴー株式会社】 – 最新記事一覧

2016/12/01オフィストレンド

最大の効果はコミュニケーション
課題共有→改善の速度が劇的向上【ペットゴー株式会社】

年々拡大するペット市場において、ペットライフに欠かせない商品の提供によって成長を続けているペットゴー株式会社
設立10年を経過した同社は2016年6月、新宿・青梅街道沿いに立地する高層複合ビル「ハーモニータワー」に移転した。
旧オフィスの課題や移転の目的、効果を代表取締役社長 CEOの黒澤弘氏に訊ねた。

理想はオフィスでのペットライフ
タワーオフィスビルでフロア統合


「ペットライフをハッピーに世の中をあったかく」を理念に、年々拡大するペット市場において、ペットフードや医薬品などペットライフに欠かせない日用必需品のネット通販事業やメーカー企業への商品開発、市場調査サポートで成長を続けてきたペットゴー株式会社。事業コンセプトはペットライフの一生を支えるプラットフォームを提供すること。この経営戦略に基づいて、モノ、サービス、情報と提供価値は大きな広がりを見せている。しかし、企業成長に伴って解決すべきオフィス課題も出現していた。同社代表取締役社長 CEOの黒澤氏は、今回のオフィス移転の経緯をこう語る。

「会社設立後約10年が経過して、事業拡張と人員増を繰り返し、フロア貸し増しなどで対応してきました。その結果、執務エリアが2フロアで4部屋に分散してしまい、あらゆる面で業務効率の低下を痛感することが増えたのです。今後の事業拡大を鑑みると、オフィス移転が緊急の課題となりました」

 同社は厚木に物流拠点があり、本社とのアクセス連携の利便性は必須だったため、旧オフィスの立地していた新宿周辺エリアを中心に物件リサーチを開始した。多くの物件を視察していく内に黒澤氏にはひとつの想いが芽生えてくることになる。

「ハーモニータワーは、大手企業が数多く入居しているタワーオフィスビルです。私が商社に勤務していた時代に入居経験があり、環境や設備はもちろん、新宿方面へのアクセスも申し分ない。今後のビジネスの展望を考え、社員が居心地良く、働きやすい、そしてモチベーションの上がるような環境にしたい。将来はペット好きの社員たちがオフィスでもペットと一緒に過ごせる、新しいペットライフを体現できるオフィスにしたいという想いがありました」

 移転先は、東京メトロ丸ノ内線・中野坂上駅に直結した29階建の「ハーモニータワー」。当ビルが位置するハーモニースクエアは憩いの空間でもあるアトリウムや多目的に利用できるホールなどがあり、新宿、渋谷、東京などにもアクセス至便なビジネス拠点である。  同社は2016年6月、同ビル12階内の約90坪の新オフィスに移転を行なった。

開放感のある執務エリア。奥のキャビネットも目立たない白にしてあり、パーティションもなくしてコミュニケーションが取りやすい環境となっている。窓からは高層ビルならではのすばらしい景色が広がる

開放感のある執務エリア。奥のキャビネットも目立たない白にしてあり、パーティションもなくしてコミュニケーションが取りやすい環境となっている。窓からは高層ビルならではのすばらしい景色が広がる



課題共有のスピードが大幅改善
社長への報告や情報交換も活発化


 同社では新オフィスを「ペットゴー新宿基地」と呼んでいる“基地”=戦略的ベースと位置づける同社のオフィス構築はどのように行なわれたのか。黒澤氏は次のように語る。

「新宿基地には、管理、システム、マーケティング、商品のバイイングといった戦略機能が集められており、まず改善効果が目に見えて表れたのが、コミュニケーション効率です。分散型からフロア集約型に変えたことと部門間のパーティションも設置していないため、形式ばった会議ではなく思い立ったら気軽にコミュニケーションが促進されるようになりました。近接性の高い部門配置にしたため部門間の課題共有のスピードもアップし、すぐに改善という動きにつながっていきます。無線LAN環境も全フロアに整備し、場所、時間にとらわれないコミュニケーションスタイルに変革。社長室もつくらなかったので、私もフロアを頻繁に行き来しており、社員のアイデアや進捗状況における課題などを話しかけられる機会が増えました」

 物流機能やコールセンターを配置している厚木拠点との連携もより強化された。たとえば、ペットフードの注文があれば、それはすぐにでも届けて欲しいというお客様のニーズであり、より迅速なデリバリー体制が求められる。仕入れから商品管理、在庫管理、仕分け、人員体制、配送などバリューチェーンをトータルで改善していかなければならない。

「厚木拠点とは強固なセキュリティーに守られた専用回線を構築し、業務効率の改善に取り組んでいます。事業運営の効率化やお客様のデータ管理、アフターフォローによるサービス改善、今後のビジネスに結びつけるためコールセンターからの各種の情報分析やビッグデータ解析など、新宿基地と厚木との連携強化は顧客起点でどうあるべきかを改善していくため、今回の移転で強いオフィス基盤ができたことは大きな意義があります。毎週1回行なわれている社員全員での朝のテレビ会議も顔の見える関係に大いに役立っています」


お互いの顔が見えるオフィスで
モチベーションの向上を実感


 今回のオフィス移転業務における取り組みに対しても、黒澤氏は独自の考えを持っていた。

「移転先の選択ももちろんですが、移転に関わる業務も決めることや手配することなどが膨大でかつ煩雑です。そこで私は社員はコア業務に集中させることとし、社長直轄の移転プロジェクト体制をつくり、PM業務はアウトソースする方針にしました。これは結果的に大変効率的でした。私はコンセプトと自分の方針をしっかり伝えあとはジャッジするだけ。そこにはトータルな実務遂行能力と専門的ノウハウが求められますが、ビルディンググループのスタッフは、移転業務全体のマネジメントからオフィス構築・デザインレイアウト、家具・什器の選定、ITシステム管理、工事施工管理、引越し管理まで、短納期であったにもかかわらず予定のスケジュール通りに進めてくれました。通常業務を止めない、支障をきたさない移転という観点から安心してプロジェクトを遂行できました」

 新オフィス移転後、社員のモチベーションも確実に上がってきたという。

「今やペットの数は子供の数を超えています。ペットは私たちの日々の幸せに欠かせない存在となっており、社員もみんなペットが大好きです。インターネットでペットを幸せにしてあげたい。言葉が話せないペットたちに代わって私たちにできることは何なのかということを日々真剣に考えチャレンジする。そんなマインドの共有がお互いの顔の見えるオフィスになって高まってきていると感じます。まだ移転したばかりですが、若手社員の創造的な仕事を生む環境づくりとコミュニケーション効率をより高めるために、社員からのアイデアもどんどん吸い上げていきたいですね」


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ペットゴー株式会社
代表取締役社長 CEO
黒澤 弘氏

黒澤氏のインタビュー動画はこちら


執務エリアの手前には自由に利用できるリフレッススペースを設置。自動販売機や電子レンジなども置かれ、昼食時にも頻繁に活用されている

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執務エリアの壁際には白で統一されたラックと収納が並ぶ。観葉植物も置かれ、清潔感のあるオフィスをさらに引き立てている

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会議室はホワイトボードとプロジェクタを完備。来客対応から社内会議など幅広く利用できるようになっている

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